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プロフィール
寿寿
寿寿
寿寿(じゅじゅ) と申します

いつかは 
暴露本を自費出版

普段は
座りっぱなしの事務員

あるときは寿寿を名乗り
仲人になって
お見合いやパーティーをセッティング

一切金銭いただいておりません
今のところ





寿寿❤ › 2017年03月14日

2017年03月14日

毒子 最終回

ひがし君とのドライブは

ど緊張した




高校生の毒子、当時から

クルマは “動く密室” だと比喩




動く密室 なはずなのに

やっぱり毒子には

なにもなく…


2時間ほど目的もなく走って

毒子がクルマから降りるとき

ひがし君が言った

「足代わりにしていいよ電話して」って



それは申し訳ないわ



それからひがし君から何回か電話あり

他愛もない話をするのが

ひがし君だ



新沼くんとの殴り合いの件も

あれから美和ちゃんとどうなったとか

高校辞めた理由も

話さないんだよね



気がついたら いつのまにか

もう電話もかかってこなくなった




毒子も免許を取った

毒子のおかあさんはあんなに心配していたけど

人の倍くらい料金と時間がかかっちゃうんじゃないかと心配してたけど



自動車学校は

毒子が出るクリスマスライブがあったりで

3学期から入校


冬休みから行ってるみんなに

遅れをとってしまった気になったのが

吉と出たか

ストレートで卒業できて

免許センターで自信たっぷりで合格


どんくさい毒子がぁ って周りを驚かせた



ピンクのミラに乗って

学校通って

毎日喫茶店でバイトして







そんなタイミングで 

毒子をフッてくれた吉川の晃司くんから連絡がきたり

足代わりにされるとこだった






そして月日が経って



毒子23歳

ホテルで披露宴をすることになった

毒子は結婚する



今でいう、ウェディングプランナーに

毒子はひとつだけこれだけは ってこと 

「司会者は 女性でお願いします」と申し出た


そのときは 承知致しました なんてちゃんと言ってくれたくせに


しばらくして


「女性の司会者は、スケジュールの都合で…男性でもよろしいでしょうか」

だって





すぐにわかったんだけど



同じ日、同じホテルで プロ野球選手の披露宴があって

 

そちらのほうが  上 だということで

女性の司会者に

毒子は蹴られたのであった

毒子、一般人だから


世の中そんなもんだと知った




こうなったら当日

プロ野球選手の花嫁さんをチェックしてやろう

自分とどっちが素敵なドレスを着ているか

自分とどっちがキレイな花嫁さんか



なんだ普通じゃん



毒子 WINNER






そして

司会者の男性


毒子は

毒崎家 なのに 毒沢家 って

間違えるの

2回も3回も 毒沢家 毒沢家 毒沢家…って

あんまり間違えるものだから

毒子の友人が 司会者に 抗議

「新婦の苗字を間違えるなんて!」


ウェディングプランナーが推していた

男性司会者の 売り らしい芸も

正直つまらんかったし



その中年の男性司会者というのは…

毒子はすぐわかった

珍しい苗字聞いてゾゾゲ

芸聞いてゾゾゲ



あのデブ男の父親だったのだ







 おわり


  

Posted by 寿寿 at 12:49Comments(2)