寿寿❤ › もおぉぉぉ 後編
2017年03月27日
もおぉぉぉ 後編
猫を蹴り上げた男の会社までついてきちゃって
とうとう乗り込んでしまったあたくしだった
入口から一番近くにいた女性の方に
とりあえずの事情を説明した
弱った猫はあたくしに抱っこされて
顔だけ出してデニムのジャンバーのなかで
おとなしくしていた
こちらへどうぞ って
ミーティングルームのようなところへ通された
すでに4人の来客
あたくしは一番最後のようだ
ソファには来た順に座っているようだ
面談は順番かと思ったら
全員一緒に話を聞くことになるらしい
年の頃60に近い男性がたぶんこの会社のお偉いさんが場を仕切っていた
喋りが巧み過ぎてインチキ臭そうだ
ひとりずつ自己紹介をすることになった
4人の人たちがみんな会社名を言っていたので
あたくしもつられて
勤めている会社名と名前を言った
なんだこれ…
みんな悩み相談?
悩み相談室になっている
次はあたくしの番
ってときだった
「お時間になりました。終了です。おひとり3千円になります。」
なんだんもお
あたくしは3千円ももっていなかったし
払いたくもないわ
50人くらい働いている事務所のなかで
あたくしは叫んだ
朝から
声もよく出た
声が通ること通ること
「猫だって犬だってほんとは痛いとかやめてとか声をあげたいんです
犬が病気になったとか歳をとったからなんて理由で保健所に持っていって
しばらくしたら又、子犬を飼いだす…その犬が小さな犬小屋のなかでブルブルふるってた
飼う資格なんかないわ!猫は蹴るし」
男の方を睨みながらあたくしは叫んだ
夢の話でよかった
けっこう夢の内容を覚えてたりすることがある
保健所の話は昔聞いたことがあって…
だからそのこと、その男のことずっとずっと許せないでいたせいで
こんな夢みちゃったのかな
朝仕事行くとき、その男がクルマであたくしの前走っていたから
だもんでその日の夜、夢に出てきちゃったんだろうな
おしまい
とうとう乗り込んでしまったあたくしだった
入口から一番近くにいた女性の方に
とりあえずの事情を説明した
弱った猫はあたくしに抱っこされて
顔だけ出してデニムのジャンバーのなかで
おとなしくしていた
こちらへどうぞ って
ミーティングルームのようなところへ通された
すでに4人の来客
あたくしは一番最後のようだ
ソファには来た順に座っているようだ
面談は順番かと思ったら
全員一緒に話を聞くことになるらしい
年の頃60に近い男性がたぶんこの会社のお偉いさんが場を仕切っていた
喋りが巧み過ぎてインチキ臭そうだ
ひとりずつ自己紹介をすることになった
4人の人たちがみんな会社名を言っていたので
あたくしもつられて
勤めている会社名と名前を言った
なんだこれ…
みんな悩み相談?
悩み相談室になっている
次はあたくしの番
ってときだった
「お時間になりました。終了です。おひとり3千円になります。」
なんだんもお
あたくしは3千円ももっていなかったし
払いたくもないわ
50人くらい働いている事務所のなかで
あたくしは叫んだ
朝から
声もよく出た
声が通ること通ること
「猫だって犬だってほんとは痛いとかやめてとか声をあげたいんです
犬が病気になったとか歳をとったからなんて理由で保健所に持っていって
しばらくしたら又、子犬を飼いだす…その犬が小さな犬小屋のなかでブルブルふるってた
飼う資格なんかないわ!猫は蹴るし」
男の方を睨みながらあたくしは叫んだ
夢の話でよかった
けっこう夢の内容を覚えてたりすることがある
保健所の話は昔聞いたことがあって…
だからそのこと、その男のことずっとずっと許せないでいたせいで
こんな夢みちゃったのかな
朝仕事行くとき、その男がクルマであたくしの前走っていたから
だもんでその日の夜、夢に出てきちゃったんだろうな
おしまい
Posted by 寿寿 at 21:20│Comments(0)